ファストファッションの裏側ー消費される人間たち?




ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~ [DVD] | Amazon.jp



|知らない事は有罪だ


そんなことを言った人がいた。


まさに有罪、たった一枚の服が何人もの命によって作られている事実、服屋の販売人もその店長、開発部の人、会社の社長は考えた事があるだろうか。もちろん責任は彼らだけでなく消費者と呼ばれる人全て。


しかし、この悪い循環を止めるには、止めるには‥一体どうしたらいいのか。


経営者や大手ファストファッションの海外営業部の社員を悪者にする事は簡単だ。
私は一部の消費者でしかないのだから、売ってるから買うのだと言えばいいのだ。

しかし、この手仕事の果てに死ななければならなかった何人もの命があった事を考えるとこの弁解は成り立たない。



縫製労働者の賃金改善を要求し、弾圧のために銃で撃たれた人、DVを受けた人。
化学物質が充満しているにも関わらず、労働者に労働を命じる現実。もみ消される労働者の声。倒壊寸前の8階建てビルで強制労働の結果、建物の倒壊で亡くなった人々。なめし皮工場から排出された汚染水が垂れ流された川が死にそうになっているカンボジアの地域。



|何かがおかしい。


加えて、遺伝組換えで有名なモンサントのおかげで(これは皮肉だ)綿花すら遺伝子組み換えになっていること。大量の農薬、こられの有害物質が土地に与える影響は議論されず金のために消費される。自然環境も、人も。

劇中にも出てきたが、私たちにできる事は「消費者」にならないことだ。問題を議論する前に真実を知る事、目を背けず見つめる事。ファストファッションの裏側にある人の命が見えない力によってどのように使われ、尽きているのか。どれだけの "血" が流れたのか。



労働者が死亡すると、それだけ企業は儲かる。発展途上国で作るほど儲かる。
その代償は低賃金の渦から抜け出せない人達が受ける。
しかしながら、現実問題として私たちが買う事の出来る服たちは発展途上国で作られたものばかり。一体どうしたら。私たちができる事は、まずは知ること。たった一枚のTシャツがどこから来たのか。


『THE TRUE COST』公式ページ:
http://unitedpeople.jp/truecost/




ー2016/05/29 22:13



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