サム・ライリーと『ON THE ROAD』




|よく来たなサム!(映画界へ!)


毎日を旅している皆さま、こんばんは。
準新作が安く借りられたので、4本の映画を借りてきました。で、ON THE ROADを観ました。


この映画で主演をつとめるサム・ライリーですが、ジェイムス・マカヴォイと同じように、彼の演技がすきな私です。
演じているときの目線や目の温度(といえばよいのか)、しぐさや空気感などなど、彼は魅力たっぷりの俳優だと思う。脇役でも、こーゆー人は目立ってみえる。最近では、映画『マレフィセント』にもちょい役(?)で出ていたようですね。

ちなみに、私が彼を知ったのは『コントロール』という作品でした。
この映画で彼はJoy Divisionのイアン・カーティスを演じてて。カーティスの風貌や声色まで似せて、例の奇妙なパフォーマンスを再現していましたね。本当にびっくりしました。


  



その似ている雰囲気やカーティス自身の人生に圧倒されて、サム・ライリーの人柄までは知らなくて。
ただ、イアン・カーティスを演じるのは色々な意味で大変だったんじゃないか‥と感じていたし、あの映画がどれほど有名かは分からないけれど、評判が良くサムの名が知られるきっかけになった作品ともいえるので、クランクアップ後の彼の心境が気になっていました。

しかし、映画公開後のインタヴューで気丈に受け答えをしている姿を見て、繊細で神経質なカーティスとのギャップにまた驚きました。そして、彼の人柄に興味を持ちました。



|どんな役者なんだろう


さてここで、『ON THE ROAD』の話に戻ります。
些細なことだけど、人物にとっては重要な感情の部分て、演じる人によっては無機質に見えちゃうこともあると思います。でも彼はそういうところに気を使って演じている感じ。ううん、むしろ彼の内面に細かな感情表現の引き出しがあるのかも..?
彼にはこれからも、ハリウッド大作のような万人受けの映画じゃなくて、こういう感じの哀愁ただよう映画に出てほしいなと願います 笑  この映画、キャストとか構成について、言いたいことは色々とあります。以下箇条書き。




  • 当時の年代っけを感じさせる要素が少なく、映像が新しく感じる(現代っぽい)。
  • クリステン・スチュワートは確かに童顔だけど、セクシー系の演技するなら18歳は無理があるだろ。
  • 無名の役者とかのほうが良かった。
  • ディーン →フリーセックスライフを謳歌してるけど、そのセックスライフがなんかおげれつに感じる。
  • 彼の人物像は数多くの人々に影響を与えたというのに、なんだかかっこ良く映らない。。
  • この役がもしブラピだったらry
  • 原作の「路上」をなぞってこういう流れの映画になったのはわかったけれど、映画では監督独自のコンセプトをもって描いて欲しかった。ちょっとメッセージ性に欠ける。



などなど。私は原作の「路上」を読んだことがなくて、何も知らない状態で鑑賞しました。
ただ、サム・ライリーが主演というだけで 笑

私はヒッピー文化についてもほとんど無知な状態で、ヒッピーのバイブルともいえるこの本の存在も初めて知りました。そういう人がこの映画を見るとこういう感想をもつってことを記したかったです。




でも結果的に、何度も見たくなる映画になりました。
私にはこの物語に描かれる独自のロマンみたいなものを、あまり感じなかった。
それでも、サム目当てっていうのは間違いありませんが(笑)また観たくなる映画です。
 

なぜだろうね。とりあえず原作読みたいですね。



ー2014/07/18 20:51

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