One Day 23年のラブストーリー




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|なにこれ哀しいんだけど


最初に言っておくと、アンハサウェイみたいな美人を勝手に死なせないで欲しい。
じゃないと、美人はみんな死んじゃうみたいな幻想が植えつけられてしまいそうじゃないか!彼女は儚く散ってゆくような生命力っていうか運命の弱さを感じないから。強く生きていける女性だから。


‥と実際の本人の日常と映画の中のエマはまったく別物なのだけど、私が崇拝している女性だからなのかどうも重ねて見てしまう。理想的な女性像。


美しくて柔軟な強い女性。相手の男性はといえば、イケメンが辿る運命としてはあんまりにもどん底。
本当は優しい男だけどそれが余計弱さを感じさせる。けっこうありきたりな経歴。大学卒業しても中身はプレイボーイのまま、エマの偉大さには気づかない。


映画の構成について言うと、時系列に切り取って二人に起こった主要な出来事についてかいつまんで説明している感じ。例えば人組の男女が出会って、恋して、結婚して死別、みたいな展開がよつぎ早に展開されていく「ビューティフルマインド」みたいな感じではない(なお最初と最後は少し時系列の早送り・巻き戻しが存在する)。




|長すぎる23年、短すぎる2時間


そういったことがあるから脚本が急いでる感じはあまりないけど、やはり一つ一つが淡白だなぁって思う。
23年を二時間に閉じ込めるのって難しいですねぇって感じで。なんなら1年づつ経過させないで、っていうか年号とか邪魔だからいらなくない?過去と現在の事実関係を交差させればちょっと面白かったと思う。


あと、これはイギリスが舞台でフランス行ったり来たりみたいな感じだんだけど、二人ともイギリスの学生って感じが全然しなかったし溶け込んでる感じもなかった。
アメリカ映画がイギリスを舞台に映画撮ろうとするとどうしてもアクセントで「イギリス感」みたいな雰囲気出そうとするけど、それはどうなんでしょうね?

ま、二人とも明らかにアメリカの俳優さんて感じだしね。



ー2015/11/23 14:22


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